今年もイヤホンを手で温めてから装着する季節がやってまいりました。
これは誰しも経験があるはず(多分
さて、本題なんですがセカンドインプレッションといいつつ、エージングの結果なんですけど、約200時間エージングして(まあBAなのでそこまで大幅に変わることはないんですけども)耳が聴き慣れてしまうと意味がないので、エージング中はA900やER4SRをソワソワしながら聞きつつ2週間ほどで200時間エージングが終わりました。(A900もER4SRもどちらも私のリファレンス機といっても過言ではないでしょう)
ケーブルのエージングの結果は?なんて聞く人は居ないと思いますが、ケーブルにエージングの必要性は全くありません。オシロスコープで調べれば波形に僅かな変化(経年劣化等)はあるかもしれませんが音質には全く変化はないと言っても過言ではないでしょう。
いざ聴いてみるとやはり大した変化はありませんでした。ダイナミックドライバーとちがってBAの特性の問題ですけどね。ファーストインプレッションでは書いてないんですけど、7kHz付近での刺さる帯域は変わりませんでした。
ただ、すこーしだけ音が違ってるんですけど私にはよくわかりませんでした。"音が変わったな"っていうのは感じられたんですけど、具体的にどう変わったか聴き分けられませんでした。
でもやっぱり完成されたいい音なんですよね。聴き疲れしなくていつまでも聴いていられるような音です。
ただちょっとER4SR等と比べると分解能や中高音域ののびや再現性では劣る場面もあるかと思います。空間表現能力(音場)は圧倒的ですけどね。(リファレンスと比べるとわかりやすくてつい・・・、finalさん、他意はないんです。)
低域も締まりはあるしバランスもとてもいいのですが、個人的にはもう少し中高音域が張り出すような音が好みなので、どうしたものかと合いそうなイヤーピースを引っ張り出してみました。
(全部試したわけじゃないですよ、個人的に好みだった2種だけ書きます。)
まずはSONYの「EP-EX11」を。このイヤーピースは比較的味付けがなく結構気に入ってます。(コスパもいいよ!)
中高音域の抜けは劇的に変わりましたね。ただ、やはり刺さる音域は改善されませんでした。純正より抜けが良くなったなぁって感じです。
次に「AZLA SednaEarfit XELASTEC」です。さらに高音域がクリアーになりました。ただ、伸びがありすぎて刺さる帯域が増えました笑。でも悪くないですよ。音道がストレートに耳道に届くせいか、非常にクリアーで抜けの良い音です。
イヤホン自体の音が良いせいなのか、イヤーピースの違いが非常に顕著に出ました。
イヤーピースは好みの問題ですね。
結局セカンドインプレッションはほぼイヤーピースの話題になってしまった・・・。なぜだ・・・。
おそらく抜けの良さはイヤーピースの音道の広さと長さでしょうね。
下記の画像は左から「AZLA SednaEarfit XELASTEC」「EP-EX11」「TYPE E」
サイズはどれもSS??(でいいのかな)です。
「AZLA SednaEarfit XELASTEC」は顕著ですね。画像ではわかりにくいかもしれませんが「EP-EX11」のほうが多少「TYPE E」より広いです。
私は耳道が狭いのでAZLAで限界くらいですね。ぎり「EP-EX11」のMサイズがはまります。
もちろん音の感じ方は個人差ですので、純正がいいという人も大勢いるかと思います。
というか純正のイヤーピースも完成度は非常に高いのでおすすめですよ。
結局私は「AZLA SednaEarfit XELASTEC」にしました。
皆さんはどんなイヤーピースをお使いでしょうか。
このイヤホンイマイチだなーって思ってても案外イヤーピース一つで大きく変わり解決することがあるかもしれませんよ。
ぜひお試しあれ。
最後に。
これだけは言っておきたい。
final B2はリファレンスになることはないでしょうが、音場の広さと空気感の再現性は他の追随を許さないくらいの製品なので買ってER4SRに分解能と中高音域の抜けで負けてるから損をしたとかそんな感情は一切湧かないです。むしろ買ってよかったと思い続けることでしょう。
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